伊豆半島と富士山、伊豆諸島までを結ぶ壮大な神話に基づいた「白濱神社例大祭」。
毎月行われる月次祭(つきなみさい)を始めとして、年間行事は数多くありますが、中でも例大祭は最大の祭典です。
伊豆諸島の島々に向け、波と風に乗せて祈りを捧げます。
十月二十八日
- 幟立て奉告祭(のぼりたてほうこくさい)
- 午前八時半より
- 海老大漁祈願祭(えびたいりょうきがんさい)
- 午前九時半より
- 前夜祭(ぜんやさい)
- 午後五時より
- 火達祭(ひたちさい)
- 午後五時半より
火達祭は白浜海岸で行われる火祭で、伊豆の島々の后(きさき)神達や御子神達に三嶋大明神の祭典の始まりを知らせる合図の祭りです。
当社御祭神である三嶋大明神様が、南方より黒潮に乗って伊豆の地に着かれ、富士の大神様のお許しを受けてこの白浜に社を造り、さらに伊豆の沖合に10の島を造って各島々にお后を置かれ、お子様をおつくりになられたという当社の神話にもとづいて行われているお祭りで、本社である白濱神社の一年に一度の大祭に当たります。
現在では花火等も取り入れた賑やかな物と成っていますが、昔は火達山という小さな山の頂で火を焚いて行っていた様です。
十月二十九日
- 奉納三番叟(さんばそう)
- 午前六時 御神前 一般見学不可。 正午より 境内 一般見学可。
- 神輿祓い(みこしはらい)
- 午前九時より
- 例大祭(れいたいさい)
- 午前十一時より
例大祭とは、白濱神社祭典中で最大のお祭りです。御祭神三嶋大明神を中心とする、「三嶋神族」と呼ばれる三嶋大明神の后神達御子神達をお祭りする、伊豆と伊豆七島の神社を守る氏子崇敬者の、平安と繁栄を祈る祭典です。早朝六時から、下田市指定無形文化財第一号である奉納三番叟の舞がしめやかに行われ(奉納三番叟は一般見学者のため、正午からも参集所で行われます)、子ども神輿や大神輿、太鼓台の山車などが目抜き通りを練り歩き、神社境内には多数出店があり、地元住民や子どもたちで賑わいます。
十月三十日
- 御幣流祭(おんべいながしさい)
- 午前九時
- 氏子例大祭(うじこれいたいさい)
- 午前十一時半より
- 後夜祭(ごやさい)
- 午後四時
御幣流祭というお祭りは、当社大祭の最後の日に、本社の祭典が無事終了した事を島々の后神様や御子神様達に知らせ、さらに三嶋大明神様のお気持ちを御幣(おんべ)という青竹を人の背丈ほどに切って、その先に和紙を折って付けたものにのせて、神社裏の大明神岩(だいみょうじんいわ)から島々に向けて流すというお祭りです。
昔からこの時にはオンベ西という西風が吹いて、この御幣を島に運ぶと言われています。天候によっては海岸で祭典を執り行い、雨天の場合は御殿にて祭典を行います。
十月三十一日
- 幟倒報告祭(のぼりたおしほうこくさい)
- 午前八時半より
年間行事
- 月次祭(つきなみさい)〈毎月一日、十五日〉
- 元旦祭
- 初午(はつうま)
- 祈年祭(きねんさい)
- 酉祭(とりまつり)〈四月・十一月〉
- 大祓(おおはらい)〈六月・十二月〉
- 例大祭
- 新嘗祭(にいなめさい)
- 除夜祭(じょやさい)


【10/28】火達祭
【10/29】例大祭
【10/30】御幣流祭
年間行事







